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Touch The World

青年海外協力隊2017年度2次隊でエチオピアに行ってきます!!

職種別試験問題の書き方~コミュニティ開発編~

今度は、職種別試験問題です。

(私の応募した要請:http://www.jocv-info.jica.go.jp/jv/index.php?m=Info&yID=JL52416B02

応募用紙と同じように、「具体性」「論理性」がテーマですが、どちらかというと「論理性」のところを意識してもらった方がよいと思います。なぜなら、この職種別試験問題、全部で7つの質問のうち、3・4・5については内容が重複しているからです。要するに「現地でどのような活動をするのですか?」ってこと。だったら、1400文字で一つの質問に集約してくれ!と正直思いますが、まぁ文句言っても仕方がないので…(笑)

私は実際に字数制限を気にせず、まずは、現地でやりたいことをまとめました。2000文字になったか3000文字になったかは覚えていませんが。それを3つに設問の内容に近づくように分割し、かつ使うキーワードを揃え、無駄な文を省いて文字数に合わせたといったところでしょうか。結局は3・4・5の3つの設問全部を読んでもらって、私の思いの全体を理解してもらえるようにしました。3・4・5をセットで考えず、完全にバラバラで対応すると、論理性がなくなると思います。さらに、応募用紙にも似たような質問が出てくるので、そこともリンクさせておかなければなりません。

1 派遣国の社会的文化的な特色(概観)(400字以内)

スコットランドによる宣教を経て、1891年黒人労働力の供給地としてイギリスの保護領となる。そのため国民の80%はキリスト教徒。またサッカーが導入され現在も盛んに行われている。第二次世界大戦後、経済発展を図った白人により、地下資源が豊富で製造業が盛んなローデシアと統合されるが、1964年に独立。国旗にある、黒赤緑はそれぞれ、アフリカの国民・自由の為に殉教した者の血・マラウイの自然を、太陽はアフリカの自由と希望を表現している。現在の主要産業は農業。タバコの輸出を柱に外貨を得るも国際市況の影響を受けやすく新たな外貨獲得源が必要。国土の5分の1をマラウイ湖が占め、大切な漁獲資源であり観光資源である。2008年に8%の経済成長を遂げるも依然世界最貧国の一つ。インフラは未整備で鉄道は北部に通じず、道路舗装率は50%以下、携帯電話所持率は10%、電気は90%の地域に通っていない。識字率は62%。エイズの蔓延により平均寿命は60歳である。(397字)

 

2 住民との話し合いの結果、合意した活動(仮定)のテーマ(50字以内)

トウモロコシの収量増加を狙った堆肥による土壌改良とトウモロコシ粉の新レシピ考案及び収益管理の普及(48字)

 

3 活動の目的(200字以内)

トウモロコシ粉を使ったシマが主食のマラウイではトウモロコシは大切な収入源。政府は肥料を安価に提供する政策を採っているが、財源が他国からの援助金であることや、肥料の乱用は土地が痩せることに繋がるため永続性がない。農地の土壌改良は、支援からの自立に不可欠である。さらにトウモロコシ粉を使ったシマ以外のレシピで一村一品活動に挑戦し現金収入向上を目指す。収益の帳簿管理まで言及し支援効果の検証も行いたい。(198字)

 

4 活動の内容(特色やねらいを含む)(800字以内)

配属先の行う地域能力開発、生計向上活動のサポート及び質を向上に携わり現金収入の向上に寄与したい。私は資金も技術も持たない。日本で得た教養、前職の経験及び協力隊仲間との情報共有が武器である。第三者の私にできるのは任国に新しい支援の在り方を提案すること。そして住民には物質的な援助ではなく自らの行動が生活を良くすると知ってもらうことだ。私の2年間での目標は、一つ以上のモデル農村の育成とノウハウの蓄積とする。継続的に堆肥を作り続け、土壌改良を習慣化させる事例を作りたい。普段食しているトウモロコシ粉で他のレシピに挑戦し食生活を豊かにすると共に、レストランやマーケットへの販路を確保し、身近なモノで現金収入を確保できる事例としたい。また向上した収入は貯蓄することで緊急時の対応が可能になり欲しいものが購入できることなども気づいてもらいたい。住民の理解度や収支の変化などの定量データを取り、私の任期後もこのモデル農村を起点に配属先が他の農村に普及できるように整えたい。

堆肥の作り方はすでに確立されている。堆肥を使えば土壌が改良されることも分かっている。私は、途上国での支援活動というのはすでに世界中にあるノウハウをその土地に合うように現地の人と一緒に作り替えていく作業であると思う。マラウイに派遣された協力隊の報告書によると、任地での弊害として共通するのは、人員や予算不足の他、普及員の知識不足、住民に対しての説明スキルの不足ならびに住民のモチベーション管理だった。調査や報告書の体裁を整えることで効率化したり、住民用のマニュアルを作って説明を均質化したり、プレゼンの練習やロールプレイングも有効だろう。好事例を評価する場を設けることで住民意欲の向上にも繋げたいと考える。2年間の活動で、有効な支援の在り方を見つけることで配属先にも貢献したい。(768字)

 

5 具体的な取り組み(400字以内)

トウモロコシ収量アップの課題は、①酸性の強い土、②堆肥の作り方と使い方、③好事例情報の共有である。マラウイの土壌は酸性が強く養分保有力が低い。政府は肥料を低価格で購入できる政策を採り、成果を上げている。しかし、肥料の無計画な使用は対処療法に過ぎず土壌の酸性を抑える根本的かつ長期的取組も必要。収穫したトウモロコシの葉や野菜の皮などをアルカリ性の灰と混ぜた堆肥を作り、土壌改良を推進したい。トウモロコシ粉では主食のシマ以外にもクッキーやパンやホットケーキも作れる。他のレシピで現金収入の余地がないか模索したい。得た収益は帳簿管理し貯蓄を習慣化させたい。良質な堆肥を作った場合や実際に収益を上げたなどの好事例は表彰する場を設けて共有したい。定時参加率を上げるためにワークショップに時間厳守で参加した者へのジュースの配布や、クイズ形式の資料を配りプレゼンに集中してもらうなど、情報共有の仕方も模索したい。(399字)

 

6 活動を支えるあなたの知識や経験(200字以内)

生命保会社で営業所長として30名をマネジメントした経験がある。営業成果は外交員の保険に対する使命感とノルマ達成への意欲に寄る。私の業務は、外交員に仕事への使命感・意欲を醸成し、営業活動の課題解決への補助をすることであった。本要請においても、活動の対象を定め、活動の使命感を普及員と共有し、課題を見極め、解決手法を協創し、結果が出るまで共に努力をする。これまでの私の仕事に精通するところがある。(195字)

 

7 コミュニティ活動を一言(30字以内)で述べること

地域の組織力と行動力向上を支援することにより自立へ導くこと。(30字)